GTO Wizardを使う際にピンポイントで迷ったハンドを調べたり、強くなりたいポジションをドリルで練習したりするプレイヤーが多いと思いますが、レポート機能はそこまで使われていない気がします。
この記事ではペアボードをレポート機能を使って調べていきたいと思います。
この記事を通じてペアボードはもちろん、レポート機能にも詳しくなって、今後他のフロップ(フラッシュドロー、モノトーンなど)をぜひ自分自身でも調べてみてください。
30BBの深さでBTNオープン、BBコールの状況で具体的なフロップを指定するポップアップで左下の「FLOPS」をクリックしてみてください。

そうしますと、すべてのフロップに対するレポートが出てきます。
この画面でレポートの並び替えができます(ハイカードごとで並び替えるなど)。

さらに右上のフィルターアイコンをクリックして条件を設定することもできます。
このフィルターを使ってペアボードに絞ってみましょう。

スクリーンショットはここまでにして、ここからレポート機能を使って発覚したトレンドを書いてみます。
まずは、エクイティを比べたいと思います。
すべてのフロップの平均:OOP (BB) = 41. 2 、IP (BTN) = 58.8
ペアボードのフロップの平均:OOP (BB) = 40 、IP (BTN) = 60
つまりペアボードはBBよりもBTNにとって有利です。
ペアボードは誰も何も役ができていないことが多いので、プリフロでエクイティが高かった方がポストフロップでもそのまま高いはずです。
プリフロで3betなどが発生していないので、この時点でBTNがBBより強いはずです。
次はBBとBTNの戦略を詳しく見ていきたいと思います。
BB
BBは想定通りまずはチェックをすることがほとんどですが、よくよく見ると通常のフロップよりもペアボードでのリード(ドンクベット)が多いです(2.4% vs 3.7%)
特に6ハイや7ハイボードのリードが10%より高いです。
試しに663のレインボーボードのBB戦略を確認してみると、6x, 3xがバリューリードで、ダブルバックドア付きのQ4sやJ5sがブラフリードになります。
BTN
チェックされたらBTNがベットすることが多いです。通常のフロップと比べるとペアボードの方がベットする頻度が高いです(76.9% vs 79.4%)
エクイティが高いからベット頻度が増えるのは当然です。
ベットサイズに関して小さいサイズがよく使われます。通常のフロップと比べてハーフポット以上のサイズがあまり使われていません。
ペアボードでBBのハンドがボードと絡んでいない可能性が高いため小さいベットサイズでも十分なプレッシャーをかけられるからだと思います。
BB(BTNからのベットに対して)
通常のフロップと比べてチェックレイズが非常に多い傾向になります。(21.5% vs 28.9%)
Aハイボードのチェックレイズだけが比較的に少なくて(15%)、それ以外のボードはほとんど30%以上になります。
チェックレイズのベットサイズは上記と同じく小さいサイズを使うことが多いです。ペアボードで小さいサイズでも十分なプレッシャーをかけられるからだと思います。
試しにJ88レインボーボードでのチェックレイズ戦略を確認してみました。
バリューは8xと強いキッカーのJx8xで、ブラフは想定通りのダブルバックドア付きのハンドになります(96s、Q7sなど)。
T9sのような強いドローはチェックレイズする頻度が低いです。なぜかというと、チェックレイズに対して3betオールイン来たら降りるのがもったいないからです。
以上になります。
今回は30bbの深さで調べてみましたが、深さを変えてもトレンド(リードが多い、チェックレイズが多いなど)が変わりません。
ただし、深さが変わることでバリューやブラフとして使うハンドが変わります。