ポーカートーナメントで生き残るためのバンクロール戦略

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自分のバンクロールを把握し、バンクロールに合ったトーナメントに出るのはMTTポーカーの重要なスキルの一つになります。

ネット上で検索すると、バンクロールはバイイン100倍位必要だと書いてあったりしますが、実際一律に言えないと思います。

この記事では上記の倍数を決める際に気にしないといけない要因について解説したいと思います。

要因

フィールドサイズ

フィールドサイズが大きくなるほど、結果の分散も大きくなります。

メインイベントのような大きいフィールドのトーナメントに参加すると、

優勝する時は100バイイン以上獲得しますが、優勝するまでに何十回かフリップに勝たないといけない為、長いダウンスイング(下振れ)が発生しやすいです。

一方、ハイローラのような60-70人位のフィールドのトーナメントに出ると、優勝した際に15バイインぐらいしか獲得できませんが、その代わり高い頻度でFTに行ったり、TOP3になったりするのでより安定したグラフになります。

スキルエッジ

ROIやウィンレートが大きい(20%以上)と、長期的なダウンスイング(下振れ)が発生しにくいですが、一方フィールドにギリギリ勝つぐらいのレベル(ROI10%以下)だと長いスパンにおいて負けることはよくあります。

そしてICMの理解度もこちらに関わってきます。ICMをよく理解しているプレイヤーはディープラン中にリスクするべきスポットとパッシブにプレイするべきのスポットをよく判別できて、それがより高いROIにつながります。

プレイスタイル

プレイスタイルとレジストするタイミングも分散とバンクロールに影響を与えます。

非常にアグレッションの高いプレイヤーは、ディープランする際にチップリーダーになりがちですが、その代わり早いタイミングでよく飛びます。

一方、パッシブなプレイヤーはよくインマネしますが、ミニマムインマネで終わることが多いです。

そして、レイトで入る場合、時給は高くなりますが、分散が増えます。

一方、最初から入るとハンド数が増えてスキルエッジが出しやすくなります。

経済状況

ポーカー以外の収入があるかどうかによってバンクロールの扱い方が変わります。

本業を持ちながら趣味でポーカーをしているプレイヤーの場合、仮にバンクロールがゼロになってしまってもしばらく休んで、貯金してまたポーカーができます。

一方、プロポーカープレイヤーはバンクロールがゼロになった瞬間にもうポーカーできなくなります。つまりお金が稼げなくなります。

計算方法

ポーカーの分散を計算できるサイトを紹介したいと思います。

Prime Dope
https://www.primedope.com/tournament-variance-calculator

入力項目が多く少しわかりにくいかもしれませんが、上記にトーナメント情報や自分のROIやバンクロールなどを入力すると、そのサンプルサイズに対して期待されるリターンが計算されます。Best Run(運が良かった時)やWorst Run(運が悪かった時)もグラフで分かりやすく見ることができます。

そしてトーナメントの種類も追加できます。

例えば、
メインイベント(フィールド500人)
サイドイベント(フィールド200人)
ハイローラ(フィールド80人)

そしてROIを入力する際に少し迷う方がいるかもしれません。

ライブトーナメントを中心に出るとサンプルサイズが小さすぎてROIを正確に出すのは難しいと思いますので、ROIを少し変えながら何回かやってみてください。

僕の個人的な意見ですが、アジアで行われているツアーのメインイベントでは40-50%、ハイローラでは10-30%のROIを達成することは可能だと思います。

具体的な例

要因や計算方法などを書きましたが、一番わかりやすいのはやっぱり具体例だと思うので最後に具体例を出します。

月1回のペースでアジアのトーナメントに参加しているAさんにどの位バンクロールが必要か計算してみましょう。

Aさんが毎回海外へ行った際に出ているトーナメントは以下とします:

1000ドルメイン:1回
・レーキ:15%
・ROI: 40%
・フィールド:500人

500ドルサイド:5回
・レーキ:18%
・ROI: 30%
・フィールド:200人

3000ドルハイローラ:2回
・レーキ:10%
・ROI: 15%
・フィールド:80人

Aさんのバンクロールは50,000ドルだとしましょう。

Prime Dopeで計算した結果、Aさんは1年で96回トーナメントにエントリーします。

合計のバイインは114,000ドルです。

EVは+21,000ドルになりますが、38.60%の確率でこの1年はマイナスで終わる可能性があります。

14.90%の確率で50,000ドルのバンクロールが破綻します。

Best Runは+300,000ドルで、Worst Runは-100,000ドルになります。
(実際途中で50,000ドルのバンクロールがなくなるからここまで行かない)

皆さんも是非この方法で自分が出ているトーナメントを入力して、今のバンクロールでそのトーナメントに出てどのぐらいのリスクあるのかを調べてみてください。

この記事ではアジアのトーナメント例を出しましたが、ヨーロッパ、アメリカ、国内大会やオンラインのトーナメントも同じように計算できます。

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