僕がポーカーの勉強やコーチングでよく使っているツールの一つを紹介しようと思います。
それは、Holdem Resources Calculatorというソルバーになります。
HRCとは
HRCはプリフロップソルバーで、トーナメントやキャッシュゲームのあらゆる状況で最適なプレイを計算してくれます。
設定は豊富で、バウンティトナメの計算もできますし、賞金を入力してICM込みのバブル直前やファイナルテーブルなどの最適なプリフロップ計算もできます。
もちろんノードロックなどもできます。
設定
調整できる設定がたくさんあって、いくつか紹介しようと思います。

ICM
上記のスクリーンショットの左側にスタック、右側に賞金を入力しています。そうすることで、正確なスポットのGTO戦略を計算することができます。
FT vs 複数のテーブル
Equity Modelの設定をMulti-tableに変更することでFTだけでなく、残り複数テーブルの場合でも計算できます。
Multi-tableの場合、他のテーブルのスタックを手動で入力することもできるし、平均スタックだけ設定してランダムで生成することもできます。
アンティ
Antesをクリックすることでアンティタイプの変更ができます。
ライブトーナメントのスポットを調べたい場合、ここからBBアンティに変更することができます。
バウンティ
Bounty ModeからPKOやKOバウンティの設定・計算もできます。
ミステリーバウンティの場合、平均バウンティを計算すれば、同じように設定できます。
ベットサイズ

可能なオープンサイズ(例えば2bb vs 2.2bb)の設定、リンプ有り無し、IPやOOPの3betのベットサイズをここから設定できます。
複数のサイズ(例えば2bbオープン、3bbオープンやオールイン)を設定できますが、サイズが多ければ多いほど計算に時間がかかりますので、入れ過ぎないようにご注意ください。
ノードロック

ソルバーはAI対AIで何百万回プレイをして、各ポジションの最適な戦略(いわゆるGTO)を計算します。ただし、対人間でプレイする際にそのGTO戦略がかならずしも一番利益的ではありません。
相手の戦略をもう少し人間らしくするためにノードロックをかけて、HRCにもう一度最適な戦略を計算することは可能です。
メリットとデメリット
ここまでHRCの便利な機能をいくつか紹介しましたが、最後に簡単にメリットとデメリットをリストアップします。
メリット
- ICMの精度
ICMにより詳しくなりたいならかかせないソフトだと思います。
GTO WizardにもICMシムが入って便利ですが、そのシムが必ずしもあなたが調べたいハンドと一致しないと思います。トーナメントの賞金ストラクチャーやトーナメントに残っている各プレイヤーのスタックがあなたの戦略に影響を及ばします。
例えば、WSOPメインイベントのミニマムインマネがバイインの1.5倍(15,000ドル)ですが、GTO WizardのICMシムはミニマムインマネがバイインの2倍で計算されています。
つまりWSOPメインのバブル付近スポットを詳しく調べたいなら、GTO Wizardの現状のシムに頼れません。 - 多様性
設定が豊富で、どのプリフロップスポットでも計算できます。 さらにノードロックして相手をエクスプロイトもできます。 - コスト
有料ソフトですが、そこまで高くないです。 通常バージョンは年間120ドルで、プロバージョンは年間360ドル。
デメリット
- 計算時間
パソコンのCPUやRAMにもよりますが、スポットによって計算に5-6時間かかって、その間パソコンが遅くなることがあります。
解決方法としては設定で色々絞ったり、必要なスポットだけを計算したりすればより早くなります。そして詳しく調べたいスポットだけは寝る前に設定して起きたら結果を見るようにしています。 - ポストフロップ
HRCはプリフロップのソルバーです。
ポストフロップのベットサイズなどは設定できますが、PioやGTO Wizardのようにポストのフロップでのアクションなどは調べられません。
※2024年10月から実験的にポストフロップも一部計算できるようになったみたいですが、まだBeta版にしか入っていません。
HRCのダウンロード&登録
初めて登録する方は以下のリンクから登録するとチェックアウト時に10%オフになります。